はんこの面白さ
彫るときのイメージと彫り上がってから…
こんにちは。
かまくら篆助の番頭さん、水家和子です。
すっかり静かになった北鎌倉。
電車の中も静かです。
今日はよく目こらすと曇り空にぼや~っと富士山が見えました。
目の悪い方には識別が難しいだろうなぁ..とおもいつつ
手を合わせる番頭さんです。
今日は篆刻を彫る時のお話し。
篆刻は石に彫ります。
はんこを彫るときにやすりで印面を平らに整えて
雨人は黒のペンで塗りつぶし、鉛筆で下書きします。
白文は下書きした線を彫っていきます。
(朱文はまたの機会に…)
番頭さんは雨人が彫っているやり方しか見たことがないので
それを真似します。 書いた線に沿って忠実に彫り進めたいところですが
石にも癖というかヒビがあったり 硬い部分があると思うように彫れません。
それらに邪魔されながら何とかイメージに近づけるように刀を進めます。
でも、行き過ぎたり、線が曲がらなくていいのに曲がったり
「いーーーーっ!!」ってなります(>_<)
石と対話しながら 何とかこちらの意見を通しつつ
といった感じです(^^;)
そして、出来上がった印面を見るとイメージしていたのとは
違うこともしばしば。
逆に「私にしてはいい出来映えじゃない?!」
と印面を見て思っても、いざ押してみると
ん?ん?ん? なんか変?! なんか違和感を感じる!
と言うことも。
はんこは反対に彫るので実際に押してみると
空間が変だったり、バランスが変だったりします。
素人の私には想像もできないこと。
でも、それはそれとして置いておくように!
と雨人は言います。その印はそのときにしか彫れないから。
同じ印は彫ろうと思ってももうできないから。
その下手くそさが何年か後に愛おしくなるからと..
自称”世界最速男”
なので、30秒であの作品を彫れるってほんとに凄いなぁと
改めて感心します。
周りの角を取り、ひらがな2文字、漢字一文字ならほんとに30秒で彫れます!!
その後ちゃんと手直しもしてお渡ししています。
あっという間に彫り上がったはんこを見て
お客さまの感嘆の声を聞くと心の中で
「よっしゃー!!」と小さく手を立てたいている番頭さんです(*^-^*)
何年経ったらあんな風にできるのかなぁ
何年たってもできないかぁ
ご飯でもケーキでも編み物でも物が出来上がっていくのは
とても面白いです。
新しい年は皆さんも何かにチャレンジしてみませんか(*^-^*)
~~~年末年始の休業のお知らせ~~
年末は12/29まで営業します
12/30 (日)~1/4 (金)までお休みします。
12/30は大掃除をしています。
はんこは彫れないかも知れませんが
鎌倉やお近くに来られた方は遊びに来て下さいね!!
1/5から通常営業します。
皆さまのお越しをお待ちしております♡
~~~イベントのお知らせ~~~
年明け一番にあるイベントは….
伊勢丹立川店 6階にある「丸善立川伊勢丹店」文具専門店舗です。
2019年1月16日(水)~22日(火)
10:00〜19:00まで
お近くの方はお越し下さいませ。
2月はお待たせ!!
三省堂書店 神保町いちのいち 神保町本店にて
2/12(水)~2/16(火)
10:00〜20:00です。
3月は国分寺
三省堂書店 神保町いちのいち ミーツ国分寺店
2/27(水)~3/5(火)
10:00〜21:00まで
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