ピンチ！はんこがなくなる、を視聴しました【タナカヨウコの篆刻探訪記＃001】
ピンチ！はんこがなくなる、を視聴しました
「デジタル一直線！ 〜もう、はんこはいらない？〜」
●日本の便利なトークツール、はんこ。
例えば、誰かの名前をはじめて知りうる場面があったとする。
それが比較的珍しい姓だったら、
「はんこ探すの大変じゃないですか？」
「友人で○○って子がいるんですけどね、
いつも特注で面倒と言っていますよ」
「ワタシ、田中っていうんですけど、
逆に売り切れていて手に入らなこともあるんです、とほほ」
ってな具合に。
●コロナがはんこを追い詰める。
人と人との接点を極力減らすことが強く要求されるこのコロナ禍に
リモートワークが推奨される中、
はんこをもらうためだけの出社が問題視され始めた。
いわゆる、印鑑廃止論。
そんなニュースを見聞きして、
もう、先のトーク術は使えなくなるなぁ、と思うと同時に一方で、
雨人さんのニヤッとした顔が脳裏を過ぎった。
はんこ屋さんと聞いて真っ先に思い浮かんだのは、
「いや、あの人はきっと大丈夫」心配は瞬時に却下された。
そしてその予感？は的中した。
彼は彼のYouTube動画の中で、
はんこがなくなるかもしれないという杞憂について、
「いいんじゃない？」と言って退けたのだった。
さすがっ！逞しいっ！！
ワタシなら、オロオロしながら泣きごとを言うに違いない。
現に、
●はんこはなくならない。
彼は、はんこ彫りに飽きたのか？
彼に、はんこへの愛情はないのか？
決して、そういうわけではないらしい。
不要なものは淘汰され、価値ある文化は残る、ということ。
そうだよな、そうだよね。
このような苦境かつ危機に瀕して、鎧が剥がれ、
そして、それに気付かされうんざりするのだ。
自分はどうか？
コロナ禍の過ぎ去りし時、
…わからん。
わからないからこそ、どさくさにまぎれて淘汰されないよう、
ひっそりガッツリ生き延びよう、淘汰されぬモノでありたい。
そう思ってみたりした。
タナカヨウコ(雑貨屋コンロラン店主)
タナカヨウコの篆刻探訪記
【記事を書いた人】
ライター：タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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