「篆刻の注文」 ~タナカヨウコの篆刻探訪記~ #008~
「篆刻の注文」
●プレゼントに最適。
ご近所の篆刻屋「かまくら篆助」さんで、はんこを作っていただいたことは、何度かある。
最初は、自分が雑貨屋をオープンして暫く経ったころ、
お買上げ品を入れる小さな紙袋に、おみやげ要素を持たせたくて、
6mmの石に「きたかま」と彫っていただいた。
他に数回、親戚や友人、友人の子どもたちへ、誕生日や入学祝いで購入した。
唯一無二の手彫りはんこは、プレゼントとしてとても喜ばれる。
価格も大きさもお手ごろだから、差し上げる側にも好都合だと思う。
●知らなかった。
「篆刻の注文の仕方」と聞き、ふと思い返し、記憶を辿る。
私はいつも、どのように注文していたのだろう。
あれれ?
注文のルールや流れなど、気に留めたこともなかったような・・・。
ご近所さんをいいことに、
彫っていただく文字を書いたメモ紙を携えて出向き、
「あとで取りに来るから、彫っておいて〜」という感じで。
流石にそれだけでは情報が足りないのか、
「石はどうする?」「何に使う?」「縦と横どっちがいい?」などと、
誘導尋問を受け、場合によっては完成予想図を描いてくださって、
知らないうちに取り引きが成立するという具合だったような。
あまり気に止めたことなどなかったが、入り口にある貼り紙を見もしない、
面倒な客だったに違いない…(苦笑)
「ごめんなさい(_ _;)」←小さな声で。
●完璧な注文は可能か?
今さらこの動画で、注文の仕方と価格設定を知ることになった。
ふむふむ。
次に注文するときには、きちんとこのマニュアルに沿って、
申し分のない注文ができる客になろうじゃないか。
これからはんこの注文を考えている皆さまも、是非ともこの動画で、
予習やシミュレーション、見積もりなんかをしてみてはいかがでしょう。
うーん、でもでもでもね。
これは私の勝手な想像だけど、たとえしっかり予習をして行ったとしても。
こちらがカンペキな注文をする前に、
おしゃべり好きの雨人さんが、色々質問や提案をしてくださって、
結局何も変わらないのかもしれない。
そんな気がする。
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ
タナカヨウコの篆刻探訪記
【記事を書いた人】
ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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