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「アボカドと私 〜意識と無意識の狭間で〜」 ~タナカヨウコの篆刻探訪記 #017~


 
「アボカドと私 〜意識と無意識の狭間で〜」
 
●遠い記憶の中のアボカド。 
今はスーパーでも八百屋でも、普通に売られているアボカドだけど、
初めて口にしたのは、オトナになってからだったと思う。
 
昔、月刊誌「なかよし」専属?漫画家、
佐藤まり子先生の読み切り漫画が何話がまとめられた単行本の中に、確か、
アボカドの種に爪楊枝を刺して、水栽培するというエピソードがあった。
 
当時、田舎の小学生だった私は、味もわからぬ未知の食べものと、
その種を再生させて観賞するという、都会めいた暮らしに衝撃を受けた。
 
佐藤まり子先生の漫画は、随所に豆知識が散りばめられていて、
純朴なこどもゴコロをくすぐり、好奇心をぱんぱんに満たしてくださった。
 
その漫画の、タイトルどころかストーリーさえも覚えていないというのに、
ひとつのエピソード、アボカドのくだりだけは、ずっと記憶に鮮明に残っている。
 
 
●アボカドの種。  
クスノキ科ワニナシ属の果実、アボカドを食すようになったのは、
およそ25年前、カナダに滞在していたときだったと思う。
たぶん、スーパーなんかで普通に買えたから、買ってみたのだろう。
 
のちに日本でも、カリフォルニアロールが流行ったりして、
メジャーな食材に成り上がっていった。
栄養価が高いことから、そのころのキャッチコピーは「森のバター」だった。
 
ここ20年くらい?は、小さなスーパーでもアボカドを取り扱っているので、
割と気軽に購入して、高カロリーと知りつつも、割と気軽に食している。
 
潰して檸檬汁と醤油で和えたものを、パスタに絡めたり、ご飯にのせたり、
角切りトマトとチーズでサラダにしても美味しい。
 
過去に何度か例の漫画を思い出して、種の水栽培に挑戦したこともあるが、
残念ながら、あの固くて大きな球体を、うまく発芽させたことはない。
 
 
●妄想の種。
 
雨人さんの彫り語り動画を観たあと、
「アボカドを買って帰ろかな」と思うことがある。
 
サブリミナル効果!?とはちょっと違うけれど、潜在的に視覚情報を得て、
そこに至るのではないかと分析する。
 
アボカドと篆刻は、全く関係がなさそうだから余計に気になって、
ひとりあれこれ妄想してしまい、動画に集中できないという副作用もある。
 
雨人さんは、たまらなくアボカドがお好きなのだろうか?
こどものころ、実は「なかよし」の読者だったのだろうか?
いつか、気が向いたときに聞いてみよう。
 
そして、ちゃんと動画を視聴してますよ、という証拠に、
「字がうまいと賢く見える」というご意見に、激しく同感ですと、
ここに付け加え、言い訳に変えさせていただきます。
 
 
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ
 
 

タナカヨウコの篆刻探訪記
 【記事を書いた人】


ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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