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「慣れましょう」 ~タナカヨウコの篆刻探訪記 #037~


 

 

 

♪カリカリコツコツ篆刻家~ 雨人の話す時間だよ~♪
 
・・・なんか、耳に残っちゃったよ(笑)
 
「慣れましょう」
 
●わらじの数など・・・
 
雨人さんは何足かのわらじを華麗に履きこなす、バイタリティ溢れる篆刻家だ。
 
実際のところ何足なのか、足は足りているのかどうか、は知らないけれど、
そのうちのひとつがラジオパーソナリティーである。
 
そう言えば2年ほど前、雨人さんがパーソナリティーを務める
鎌倉FMの「かまくら篆助のきたかま歳時記」という番組に、出演したことがあった。

 

 
この時は、店の閉店後だったかアイドルタイムだったか、忘れたけれど、
オーディエンスがいた訳でもないのに、たいそう緊張したことを覚えている。
 
後に聴いてみたら、かん高い声で語尾を延ばす口調がもの凄く耳障りで、
それもこれも全て緊張のせいと思いきや、どうやら普段からこんな喋り方らしい。
 
なんてことはどうでもよいが、雨人さんは、近隣店舗にマイクを持ち込み、
ご自身で取材しながら録音し、その後の編集までこなされるのである。
 
確実に、わらじに対して足の数が、圧倒的に足りないと思われる。
 
 
埼玉県の鴻巣フラワーラジオでも番組を持っている雨人さん。
ラジオパーソナリティーという認識で、その喋りを聴いてみると、
淀みなくスラスラ話す様子は、やっぱりプロなんだと思わせる。
 
それは慣れ、いかにしてリラックス状態を作るか、によるらしい。
足りないのは、足ではなくて場数?・・・だそうだ。
 
 
●解けぬ緊張との戦い
 
サラリーマン時代、長いこと人前で話す仕事をしていたが、
10年やっても一向に慣れず、緊張の呪縛から解かれることはなかった。
 
業務として、外部の「話し方セミナー」を受講した際、
録画した自分自身が話しているビデオを視聴する、罰ゲームに等しい苦行があった。
 
この時も、かん高い声と延びる語尾、無駄に多発する間投詞が耳障りで、
恥ずかしさを通り越えて、うんざりしたことを思い出した。
 
その後、
「語尾は延ばさない」「間投詞は使わない」と言い聞かせて人前に立つよう心掛けるも、
返って気にし過ぎてしまい、どんどん不自然な喋りになっていくのであった。
 
人前でごく自然に、何かをするって、実はとっても難しいことなのだ。
この先、これに慣れる日がやってくるとは思えない。 
 
●番宣か!?
 
鴻巣フラワーラジオの「篆刻家雨人の話す時間」は、毎週水曜23時からスタート。
ご興味のある方は、是非FM76.7mhzを受信してね。
 
私は先ず、耳に残ったあのフレーズを掻き消して、
間違えても、お風呂で口ずさんだりしないように気を付けよう(笑)
 
♪カリカリコツコツ篆刻家~ 雨人の話す時間だよ~♪
 
 
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ
 
 

タナカヨウコの篆刻探訪記
 【記事を書いた人】


ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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