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【石を切ろう、いっぱい彫ろう!】 ~タナカヨウコの篆刻探訪記 #075~

 

 

 

 

【石を切ろう、いっぱい彫ろう!】 
●切るための専用工具 
例えばタイルをカットする時には、ペンシル型のタイルカッターの先端を使い表面にキズを入れる。
タイルカッターのオシリ(何が名称あるのかな?)でタイルを挟み、切るというよりバリンと割る。
これが思いの外キレイに割れるから面白い。 
 
アクリル板のカットならアクリルカッターを使い、材に当てた定規にそってカッターを引く。
ギギギィィィーーッと、どなたもが想像し得るあの耳に刺さる嫌な音とともに、
細長い糸状のアクリルのカスが、くるくると螺旋を描きながら排出される。
それを何度か繰り返し、ある程度の深さまでキズが入ったら、こちらも切るというよりパリンと折る。
切断面が平らにならないので、ヤスリをかける。
 
塩ビパイプのカットにはパイプカッターを使う。
パイプを軸にして、装着したパイプカッターをくるくる回すと、簡単にカットできて楽しい。
それぞれ専用の道具だから、マニュアル通りに使用すれば、安全かつ簡単に目的を果たすことができる。 
※私はDIYアドバイザー資格を持っていたので、工具にはわりと詳しい。
 
●石の印材を切る 
印材を切ること、それは、印材を最大限に活用するための手段だ。
印面を増やすことで、その分場数を増やせる、即ち多く彫ることができる。
 
石のような、切ることに難儀しそうな、硬いものをカットするのだから、
石の切断専用の道具が出てくるかもしれないと、ワクワクしていたら、
何の変哲もない普通のノコギリが登場した。
 
そりゃあ、まぁ、切れるわな。
 
手順は木材カットとほぼ変わりない。
印を彫る際に、印刀の刃が入るのだから、ノコギリの歯だって入るわけだけれど、
やっぱり石は、切りにくそうな、ノコ歯が立たなそうなイメージがある。
 
だからこそ、簡単に切れるところをを見せたいのだろう。 
 
私だったら、切る前に定規でガイドの線を入れておかないと、斜めになってしまいそう。
それに、押さえる力が弱くて危なっかしいから、バイスか何かで印材を固定したいかな。
 
何はともあれ、私のこれまでの人生に、石を切るという機会がなかったので、
いつかそういうチャンスが訪れたら、切ってみたい。
 
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ
 

タナカヨウコの篆刻探訪記
 【記事を書いた人】


ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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