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【曲を直に・・・篆刻は奥が深い】 ~タナカヨウコの篆刻探訪記 #088~

  
 

 

 

 

 

曲を直に・・・篆刻は奥が深い
なんてたって、曲がった線をまっすくにできるんだから。
・・・奥深いよ、ね?!
  
●私は曲がっている
例えば描いた線が歪んだり曲がったりしていると、
「アナタは性格が歪んでいる(曲がっている)から」と言われたりする。
 
歪んだ線も、曲がった線も、それはそれで個性だと思う。
無理にまっすぐにする必要なんて、ない。
 
曲がった性格も、たぶん、個性だと思う。
そうなったのは曲がった人生を歩んできたせいかもしれない。
 
●失敗は学びのチャンス
でもそれは、線をまっすぐに描くことができぬ者の、
苦し紛れの言い訳に過ぎないのかもと思うところもある。
曲がった線をまっすぐに修正する術さえあれば問題ないのだ。
 
先ずは、朱文印の曲がった線の中に通る一筋のまっすぐな線をみつけよう。
その一本を突き通すように、余分な部分を削ぎ落していく。
線そのものは細くなるものの、曲がっていた線は見事、まっすぐに生まれ変わる。
 
失敗しても修正できる。
失敗は、修正の術を知るチャンスなのだ。
失敗がないことで、修正するというチャンスを逃している。
失敗は、した方がいいということか?
失敗から学ぶこともあるということかな。
  
●篆刻って面白い
篆刻って面白いと思った。
 
曲がった線を活かしたまま、まっすぐな線に修正することも、
印面をヤスリで磨って全て白紙に戻し、一からやり直すこともできる。
 
曲がってひねくれた性格や、曲がりくねった紆余曲折な人生を、
真っ新にして一からやり直すことなんて、そう簡単にはできないけれど、
そのカーブをうまく活かしながらうまいこと修正して、
ちょっとくらい真っ当に近づけることは可能かもしれない。
 
篆刻から学ぶことが、篆刻以外のシチュエーションにもあったりする。
そう、篆刻は、奥が深いのだ。
 
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ
 

タナカヨウコの篆刻探訪記
 【記事を書いた人】


ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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