番頭さんのつぶやき ~時間を持て余して~
篆刻にほとんど関係なくてごめんなさい...
甕の中のメダカと雨人?!
ここ数日は雨が続き、歩いている人もまばらな 北鎌倉。。。
毎年、真夏はいつも人が少なくひっそりしている
ただ蝉の声が熱波の中に鳴り響く
深い緑の葉になったモミジの小枝が作る日陰に
束の間、涼を求めたくなる。
なのに今年は肌寒い夏が続いている
昨日、今日は長そでを着ても少し寒さを感じるほど。
きっとメダカたちも訳が分からず甕の底で
じっとしていることだろう
今年は例年以上に?!メダカが生まれたが
暑さのせいかあまり育たず 順調に育つのは例年より少し多いかなくらいの数
暑さも雨も涼しい夏もみんな自然の中にあって私たちにはどうしようもないこと
あの小さなメダカ達はもっともっと自然に身を任委ねるしかなくて。
淘汰されてしまうことすら気づかずに一定の数に整えられていく...
残ったメダカたちは命の競争に勝ったんだなと思う
一つ気付いたのは餌をあげたら食べる大きなメダカがいないと
小さなメダカは「これは食べるもの」と気づかないようだ
ある程度育ったメダカが恐る恐る餌をつっついた
そんなにたくさん食べなかったが食べていた。
次の日、また餌をあげたら寄ってきた
そしてまた少しつんつんつついて食べた。
それを見ていたもっと小さなメダカが寄ってきて
餌の間を泳いだ。
そしてまた次の日、
小さなメダカも餌をつつき始めた。
人もメダカもして見せてやらないと
新しいことに挑戦したり受け入れるのは
難しいんだな...
本能的な防御反応なのか
お医者さんお薬もない水の中で、食べることすら命がけ
そうやって慎重に怖がって生きていくから長生きできて子孫の残せるのかも?
といつも甕の中の世界をのぞいてる。
実際うちの甕の中で過ごしていいる一番大きなメダカ
(番頭さんは”長老”とひっそり呼んでいる)
はとても怖がりで餌を撒いてもすぐには上がってこず
腹ペコな若い者たちが狂喜乱舞してたべるのが落ち着いたら
水面へ上がってきて若者たちの輪の一番外側付近で
餌をつついているのを見かける。
おそらく5年ほど生きているかな。。。
体長も5cm以上
長老よ、どうぞ長生きしてくれたまえ
と心で呟く。
魚にも性格がある。
見ていて飽きない
気の強い子
食いしん坊の子
気の弱い子
意地めっこ
神経質な子
超怖がり
慎重な子
本当に様々
たかがメダカで癒される毎日だ。www
うちの社長、雨人ははんこのネット販売を始めたパイオニア
餌をつついてみた子メダカのよう。
ここ最近では自分でホームページを作っている。
できるだけシンプルに
できるだけ分かりやすく
デジタルが苦手な方にも使いやすいようにと。
試行錯誤を繰り返している。
完成まであと少しのところまでこぎつけた様子
皆様にお見えできる日も時間の問題といったところ。
雨人を見ていても全く癒されることはないが(笑)
雨人のはんこで今でもたまに癒される。
印の中に風や月や星や匂いや風景が感じられるからかもしれない
普通の印鑑じゃない篆刻の味わいを皆さんにも味わっていただけたら
少しでも共鳴していただけたら若いメダカたちのように狂喜乱舞しそうだ
今年の催事情報
今年も色々なところに出張実演販売を行います
お近くにお寄りの際は是非遊びに来てくださいね!
【記事を書いた人】
水家和子
かまくら篆助番頭
水家和子のブログ 「水家和子の篆助日記」
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