篆刻を始めたいあなたへ。 しのごの言わずに道具を買おう!
篆刻を本気でやりたいんです
どもども篆刻家、雨人です
まずは彫ろうぜ
篆刻やってみたいんだよなあ
でもどうしていいか分からない・・・
そんな相談をよく受けるんです
でもね、何か趣味を始めるときに、どうするでしょうか?
例えば、編み物をやりたい・・・
そしたらまずは、本を買うと思うんです
ネットで調べるんでもいいし
(知り合いに編み物できる人いなくて、独学したい場合ね)
で、近所の手芸屋さんで適当に毛糸買って編み棒買って
店員さんに聞けば、どんなの揃えればいいか教えてくれます
で、本を見ながら、ユーチューブを見ながら
なんとなく、編み始めて
マフラーもどきができて
そんで、次はセーター頑張ってみるか!
もっと上手くなりたいから、教室通ってみるか!
となっていくと思うんです
でも、何故か書道や篆刻の場合だと
篆刻を昔っからやりたかったんです
と言いながら、
本も買わず、道具も買わず・・・
今じゃ、ネットという便利な世界がありますから
日本の僻地だって、アマゾンや楽天で本も道具も買えます
高いのを買う必要ないんです
とりあえず、一番安いものを買ってみればいい
本だって、古本でいいじゃないですか
2000円も出せば、一番安い道具なんか揃っちゃいます
こだわらなければ
それで始めてみればいいんです
本当にやりたいならですよ
みようみまねで何個か彫れば
なんとなく要領は得て来ます
篆刻には色んな石があります
まず、安いの買えばいいんです
編み物を始める人は
いきなり手袋とかなんだか飾りのごちゃごちゃついた
凝ったものはやらないと思うんです
彼氏の誕生日にセータープレゼントしたい
ってな目的がある人は、必死にやります
何日までにしあげなきゃ、喜んでもらいたいし
篆刻の場合、書に押す印が必要だから
なんとかしなきゃいけない
プロに頼むと高いし・・・
だから、やりたいっていうより
出来たら便利だ(打算的)、書道の嗜みだからやるべきだ(義務的)
ってパターンが多いような気がするんです
もうね、篆刻やりたいなら道具買いましょ
とりあえず彫ってみましょ
そして分かんないことがあれば
篆助に訪ねて来てください
彫った印を持って来ていただければ
それにアドバイスをすることはやぶさかではありません
(暇な時ならね)
本格的にやりたくなったら
カルチャー教室には大概、篆刻教室があります
とんでもなく下手な先生はいないでしょう。おそらく(笑)
(ほんとはね師匠選びは大事ですよ。でも趣味でやる分には問題なし)
時々、印材を譲って下さい
彫ってみたいんです
ってお客さんがやって来ます
ああ、この人は本当に篆刻がやりたいんだなあ
って思います
出来上がったら見せてくださいね
彫るの楽しいでしょ
疑問点があれば聞きに来てくださいませ
メールでのお問い合わせは返信に時間かかっちゃって
上手く伝えられないのでごめんなさい
なんでもとりあえず一歩を踏み出すことですね
一つだけアドバイス
印材の良し悪しを見抜くのは非常に難しいです
買った印材が固くて彫れない場合もあります
その場合は、その印材は放棄しましょう
硬い印材を彫れない自分の技量を疑わなくていいです
雨人も最初は彫れない硬い印材で格闘しました
これを彫りこなしてこそ篆刻家だって
かっちかちの印材と格闘したんです
今じゃ、彫りにくい印材はスルー
まあ、ほぼ選り好みせずに彫れるようになりましたけどね(笑)
だけど、カッチカチのヒビだらけの印材は篆刻家だって彫れないんです
しょうがない(笑)
だから、印材を買う時まとめて何個か買うといいですね
近くに書道用品店があるなら
店員さんに聞いてみてください
アドバイスもらえますよ
ってことで、彫りたいならさっさと彫りましょってことでした(笑)
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