【篆刻】かまくら篆助〜北鎌倉の篆刻家雨人、手彫りはんこ屋〜 北鎌倉の篆刻専門店。篆刻家雨人の手彫り遊印,雅印通販サイト、書道、絵手紙、年賀状などに

好みの篆刻家を見つけよう。え?好みがわからない?じゃこれ読んで

  
 
どもども、篆刻家、雨人です
 
 
  

どの篆刻家がいいかって話です

 
極論をいいます
 
 
 
 
誰でもいいです
 
 
 
 

 
誰でもどれでもいいんです
要は気にいるかどうか
 
細かいこと言えばたっくさんあります
だけど、最初はどれでもいい
 
 
 
そんなこと言っても、自分は篆刻がさっぱり分からないから
選べないよ
 
 
それはね、余計なフィルターをかけて物事をみているから
 
 
だってさ、全ての物事を
好きか嫌い
の判断をは勝手にしているはず
 
どんなに他の人が
このアイドルかっこいいから
ファンになりなよ
って言っても、好みじゃなければファンにはならない
  
 
 
 
  
 
 

自分の好みがわからない訳はない。たとえそれが篆刻であろうとも

篆刻

 
食べて美味しかったら、おいしい
 
 
いちいち、これはこの材料を使って
このシェフが作ってるから美味しい
って、考えて判断しないんです
 
純粋に、食べてみて
自分の口に合うかどうか。それだけ。
 
 
 
どんな高名なシェフが作ったって
口に合わない人はいる
 
だけど、
この料理の良さが分からないなんて
自分は味が分からないんだ。。。
って落ち込むんです
 
 
 
 
カップラーメンは美味しい
高級料理店の料理も美味しい
 
 
 

もし、まだカップラーメンの開発されていない
江戸時代にカップラーメンを持っていけば
 
それは高級料理として、高値で取引されるでしょう
現代では200円前後で売られているカップラーメンが。
 
 
 
 
だから、値段じゃないし
誰が作ったかも、本来は関係ない
 
好みの判断は、本来自分自身で持っているはず
 
 
 
 
篆刻を見る時
必ず、自分のどこかに、それが好みかどうかの判断はついているんです。
だけど、
 
これを好きって言ったら、篆刻分かってない人と思われるかも。。。
美的センスがないって思われたらどうしよう。。。
 
 
っていう、余計なフィルター
 
もしくは、
通は、これを好きという。
だから、自分もわかる振りをしよう。。。

 
見栄ですね(笑)
 
見栄なんて捨てちゃいましょう
 
 
 
 
私これ好きなんだもん
 
そこからスタートします
 
 
  

 

 

 好きか嫌いか。まずそこからスタート

 
そこまで言っても、篆刻って分からないよね
 

となります
 
 
 
 
だからね、
好きか嫌い、それだけでいいんです
 
 
 
その作家が、有名だろうが無名だろうが
知識があろうがなかろうが
技術があろうがなかろうが。。。
 
まずは、好き嫌いで判断する
 
 
 
 
 
昔の有名な篆刻家の作品が大っ嫌いだったらそれでいいし
隣のおっちゃんの彫るハンコが好きだったらそれでいい 
 
なぜ好き嫌いで判断していいかというと
まだ、篆刻のなんたるかを分かっていないから
 
 
 
小学生が好む服
高校生が好む服
OLが好む服
 
年とともに、洗練されていきます
若い時にしていたカッコ
今思うと死ぬほどはずかしい。。。
  
 
でも、その時代があって
自分の好みを選ぶ基準ができてくる
 
 
  
その時代を抜きにして
ハイセンスな服へはたどり着かない 
 
 
 
そして、着物は腰で着るのだ
雪駄からはちょっとかかとが出てるものなのだ
とかなんとか、マナー的なものが分かってくる
 
んで、ミニスカの浴衣が出てきたり
新たな息吹が吹き込まれていく
 
文化は止まってないんだから
 
 
 
 
今、篆刻に興味を持った人たち
もう、十分自分のセンス磨きはしてきたはずです
「磨き」なんかしていなくても
生きているうちに、自分の好みは自然と出来てきている
 
だから、篆刻に関しても
自分の好みでいいのっ!
 
 
 
 
人がなんと言おうがこれが好き
 
 
 
 
そしてね、そんな感覚で篆刻を選んでいくと
色んなものが見えてくる
 
昔、あんなに好きだった篆刻が
今はさっぱり魅力を感じない。。。
 
なんであんな印を作品に押して喜んでいたんだろう。。。
 
そうやって進化していくんです
 
 
 
 
いつまでも他人が基準じゃ楽しくないしね
 
セーラー服を着たおじさんがいます
ゴスロリのおばさんがいます
ピアスが20個ぐらい開いた若者がいます
 
みんな楽しそう
 
 
 

篆刻家も意外に沢山いる

 
だから、色んなタイプの篆刻家がいるんです
 
篆刻家同士で喧嘩しとけばいい
あいつは下手だとか、篆刻を分かっていないとか
そんな議論を聞くのは楽しいし、面白い
 
篆刻家はみんな自分が一番だと思っているから
滅多に他人を、もしくは他団体の作風を受け入れません
 
それでいいです
 
買う判断をするのは、篆刻家ではなく
依頼者
 
篆刻家と依頼者は対等
  
 
 
 篆刻家は自分の作風を認知させたければ
それなりの行動をすればいい
 
 
 
黙ってて、認められるのは稀の稀
 
心の中で
俺の作品がなんで世の中に認められないのか?
あんな奴ばっかりもてはやされて
 
と思うのであれば、それを世に問えばいい
 
今は、それが簡単にできる時代
 
 
 
 
漫画家だって、料理人だって
どんなにすごいものを作ったって
誰にも見せずにこっそりやっていれば
世に出ることはない
 
 
 
 
篆刻家を育てるのは依頼者
 
なぜなら、篆刻は人に使われて始めて生きてくるものだから
使われなくて観賞用でもいい、コレクションでもいい
 
 
 
それぞれの楽しみがあるから
自分で満足する篆刻を彫ってにっこりしているのも楽しいでしょう
だけど、やっぱり誰でも、他の人に喜んでもらいたい
すごいと思われたいって気持ちはあると思うよ
 
 
 
 
話がずれたけど
そんな訳だから、自分の好き嫌いで篆刻を判断していいよ! 
 
 
 
そうしているうちに、自然と審美眼は養われていくからね
 
 
 
あ、そうそう。人のアドバイスを全く無視しろって話じゃないからね。
念のため(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 

今年の催事情報

今年も色々なところに出張実演販売を行います
お近くにお寄りの際は是非遊びに来てくださいね!

年間イベント情報はこちら

 
 
 

【記事を書いた人】

篆刻家、加藤雨人(うじん)
1975年生まれ
北鎌倉の篆刻工房「かまくら篆助」にて毎日篆刻を彫って暮らしています
詳しいプロフィールはこちら
 
篆刻家/役者/ラジオパーソナリティ/
 
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