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篆刻で肝心なのはスタート時

苦手意識を持つのも、篆刻が楽しくなっちゃうのも始めが肝心なんだよね。
不器用は不器用な人なりに、味のある印が彫れるようになります。
大げさに言えば、不器用な人の方が器用な人よりも興味深い印を彫ったりします。器用な人は器用な人なりに綺麗な印を彫りますが、どこか作り物じみた、そんな印になってしまうことが多い。
 
思い通りに彫れてしまうので、篆刻の醍醐味である、
手彫りの感じ、素朴感、なんとも言えない味・・・
そんな雰囲気を出すのに苦労したりします。
 
その点、不器用な人は一生懸命彫れば彫るほど、思った印とは程遠くなり、
否応無く味のある印が出来上がるのです。
僕はそんな印をみて、しみじみと感じいったりします。
 
何事もそうでしょうが、ドヤ顔丸出しの印はどうしても鼻についていけません(笑)
彫ってる本人は自信満々なのですが、見せられた方は褒めなきゃいけない圧力に屈し、なんとも言えないモヤモヤを抱えることとなります。
 
って言ってるのは、不器用な人を励ますためなので、器用な人は器用な人の良さがありますからね。あんまり怒らないでね^^ 僕は生まれつき器用な方なので(じまん)味、というものを出すのに散々苦労し、味を出そうと思えば思うほど、作為丸出しになり悩んだものです。器用な人も不器用な人も結局、素直が一番ですね。

 
気軽に彫り始めよう

篆刻教室で始めに言うこと。
 
「頑張りすぎないでくださいね」
 
気合いが入れば入るほど、飽きるのも早くなります。
篆刻は気長にながーく付き合える趣味。
彫り急いだらもったいないですよ。
 
だからね、彫りたい気分の時に彫りたいものを、
嫌になったら明日彫ればいいじゃん。腐らないし。
 
気楽に気楽に。
 

まずは簡単な印から彫ろう!

やっぱりね、どうしても使える印が彫りたくなるんです。
展覧会用とか、人にあげるためとかね。
 
器用な人は彫れますので、そのままどんどん彫っちゃってください。
ここでは器用な人は相手にしてませんので悪しからず(笑)
 
だから、まずは簡単な物から彫ってみよう!
オススメは、模様かひらがな。
 
ハートマークとかいいですね。
ひらがなもオススメなんです。
 
ひらがなって素材自体が可愛いし、バランス崩しても味になりやすい。
 
そんなものをぽりぽりぽりぽり彫ってるうちに
なんだか勝手に上手くなっていくんです。
 

そしてやっぱり彫れば彫るほど上手くなる!

どんなにユーチューブの動画見て研究しても、本を読んでも机上の空論。
石の感覚、印刀の重さ、印刀が石に食い込む音・・・
そんなものがどんどん身にしみ込んでいき
石の声が聞こえるようになる。
 
そしたらもう楽しくて楽しくてしょうがなくなる(笑)
 
そこまでいくにはちょっと時間がかかるから
焦らずじっくり、気長に楽しむってことだけを念頭に彫ってくださいね。
 
上手くなりたい気持ちは分かります。
だけどさ、そんなすぐに上手くなられちゃったら、僕の存在意義なくなるじゃん(笑)
料理の名人も、碁の名人も、ボーリングの名人も
1ヶ月で上手くなったわけじゃないよ。
長い年月かけて、ゆっくりゆっくり上手くなったの。
なんでその人たちが続けられたかって言うと、
 
楽しかったから!
 
その一言に尽きるんだなあ。
 
 
だからさ、ぽりぽりぽりぽりのんびり彫ろうね。
 
 
 
あ、そうそう
youtubeで篆刻講座をスタートしました。
まだまだ動画は少ないですが、これからどんどんUPしていきますので、よかったらチャンネル登録してくださいませ。よろしくお願いしまっす!!!

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今年の催事情報

今年も色々なところに出張実演販売を行います
お近くにお寄りの際は是非遊びに来てくださいね!

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【記事を書いた人】

篆刻家、加藤雨人(うじん)
1975年生まれ
北鎌倉の篆刻工房「かまくら篆助」にて毎日篆刻を彫って暮らしています
詳しいプロフィールはこちら
 
篆刻家/役者/ラジオパーソナリティ/
 
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