「妄想損」 ~タナカヨウコの篆刻探訪記 #020~
タナカヨウコの篆刻探訪記
「妄想損」
●妄想家の言い分。
嗚呼、何ということだろう。
なんだか、狐につままれた…ん?狸に化かされた、
いやどちらも似たような意味だけれど、そんな気分だ。
雨人さんは#002にもある通り、
自分の雅号に意味なんかないと言い放ったヒトだ。
よくよく考えずとも、ある程度予測はついた筈なのに、
冷静な思考より空虚な妄想が勝ることはよくあるのだ。
妄想家は、モノゴトにストーリー性を見出すことが大好きである。
どんなにくだらない小さな種をも、
勝手気ままな台詞にト書きを加え、大袈裟な台本を書き上げて、
大輪の花に仕立て上げることができる。
だから、私は雑貨屋なんかやってるんだな、きっと。
※#009参照
●真実は宇宙人。
あまりにもどうでもいいこと過ぎで、
いつも聞くのを忘れてしまう「アボカド」の件。
※#017参照
たまたま、メッセージのやりとりをする機会があったので、
雨人さんに聞いてみた。
「アボカドお好きなんですか?」
「ただ単に可愛いから使ってるだけ」
…そうですか?そうだよね。この人にかかれば、
そこに意味なんかなくてもよいのだった。
そして、更なるショーゲキのカミングアウト、
「人に言われるまでこれが何だかんだ分からなかった」ですと?
…そ、そうなんですね、
予想を上回るカウンターパンチ、ごーーーーーんっ。
しかも、「変な物体と思ってた、宇宙人かなって」だそうで。
この上なくアボカドがお好きなワケでも、
「なかよし」読者だったワケでもなく…。
おいおい、私の妄想返してくださいよ(笑)、なんてね。
さてと。
だから、妄想って面白い。
よし、こうなったら、
今夜の妄想の種を「アボカド星人宇宙の旅」にしよう。
おお!
「アボ星人」の可愛いキャラクターグッズも浮かんできたぞ。
そう、私は、転んでもタダでは起きない雑貨屋妄想家なのです。
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ
【記事を書いた人】
ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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