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「やる気スイッチがみつからない」 ~タナカヨウコの篆刻探訪記 #048~


 

 

 

 

「やる気スイッチがみつからない」
 
そう言っては、いつもいつでも、ダラダラだらけている私…。
 
●やる気スイッチの入れ方
 
昨日、フェイスブックのタイムラインに上がってきた5年前の自分の投稿。
でろんと寝転んだ自画像に「やる気スイッチどこよ?」という文字が添えられていた。
 
今より5歳も若かったのに。
起業1年目でやる気満々な頃の筈なのに。
スロバキアへの初渡航かつ、開業後2度目となる買い付け旅を控えて、
わくわくしていたというのに…。
 
この頃から、やる気スイッチが見つからなかったなんて、
我ながら残念この上ない。
 
そう言えば、ここしばらく、コチラのブログもサボってしまった。
(ごめんなさい…)
 
やる気スイッチが入らないまま、本日の視聴動画を選んでいたら、
まさに、今の私のため?と思われるタイトル文字が目に止まる。
 
「雨人さん、どうかっ、どうか教えてくださいな!
やる気スイッチの入れ方をっ!!!」
 
藁をもすがる思い、というのはいささか大袈裟だけれども、
何かしらよいヒントがみつかるかもしれないと、この動画をクリックした。
 
 
●片づかない
 
片づけは苦手だ。
自宅も店もすぐに散らかる。
 
必要なものが必要なときに見つからなかったりすると、
「片づけなければ!」と思うのだけれど…。
 
過去に、大掛かりな片づけに失敗したことがあるため、
どうせできないし、と諦めが先に立ってしまうのだった。
 
6年半前、私は長く勤めた会社を辞めた。
 
因みにオフィスでは、きちんと片づけができていたので、どうかご安心を。
人目もあるし、自分の所有する場所ではないという意識があったからだと思う。
 
雑貨屋開業を目指し、宝ものを求めて海外に出向いては、
商品になりそうなものを買い集め、準備を進めていた。
 
まだ店がないため、どんどん増えるだけのお宝たちを収納するスペースが必要になった。
 
サラリーマンだった頃、テレビでこんまりさんを拝見し、
「これだ!」と思って著書を買い、
意気揚々と、片づけをにトライしたけれど、
忙しくてまとまった時間が取れず、途中で頓挫してしまったことを思い出した。
 
無職になって時間がある今こそチャンス!とばかりに、片づけに再挑戦し、
買い集めたお宝たちの保管スペースを確保することにした。
 
 
●ときめきがわからない
 
乙女なこんまりさんと違い、私にはときめきの判断基準が今ひとつわからなかった。
 
もちろん、「ときめく」という感覚は持っている、一応。
但しその感覚は一般女子に比べかなり鈍く、偏っていると思われる。
ときめきだけでは、どうしても取捨選択ができないことに愕然とした。
 
結果、何日経ってもガラクタの山は小さくならず、
押入れや引き出しから出してしまったモノたちに埋もれて、うんざりする毎日。
 
面倒になって、ときめきとは関係なしに、ガンガン捨てるという道を選んだ。
 
まだ明けやらぬ早朝、後ろ髪を引かれながら、ごみ捨て場に大量のゴミ袋を運び出した。
回収車から流れるのんきな音楽が聴こえてくると、ベランダからごみ捨て場を眺めては涙した。
 
無職で情緒不安定だったせいでもあるが、今でも処分したことを後悔し、
捨てたモノを思ってはいたたまれないキモチになる。
 
私は片づけに向いていないと悟ったものの時既に遅し、
処分したモノたちは戻ってきやしないのだった。
 
そして、あんなにたくさんのモノたちとお別れしたにもかかわらず、
部屋は元の木阿弥どころか、更に荒れ果てていくのであった。
 
それから、無理に片づけようとはしなくなった。
 
 
●環境を整える
 
やる気スイッチを入れるための策として、環境を整えることが大事、
作業場が片づくとやる気が出るし、作業も捗ると、雨人さんは言った。
 
確かにその通りと、大きく頷く私。
 
じゃあ、やる気スイッチを入れるために、片づけをしようではないか。
しかしながら、片づけに取りかかるためのやる気スイッチが入らないという、
どうしようもないダメ人間スパイラルに陥るのであった。
 
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ
 

タナカヨウコの篆刻探訪記
 【記事を書いた人】


ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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