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【絵手紙はんこ】 ~タナカヨウコの篆刻探訪記 #083~


 

 

 

【絵手紙はんこ】
●絵手紙はんこを彫った記憶
そうだ、思い出した。
 
あれは確か20年ちょっと前、たぶん、絵手紙が流行り始めた頃のこと。
本屋さんで何気なく手に取った絵手紙の入門書を購入し、続けて道具を揃えた。
 
かしこまった感じじゃなく、ササッと気軽に気楽に、筆を操ることに興味を持った。
もともと、絵や文字を筆で描く(書く)ことが好きだったこともあり、楽しかった。
 
絵手紙の隅に押す落款印、即ち絵手紙はんこの存在は、
葉書きという小さなキャンバスに、ぼんやりと描かれた世界をビシッと引き締めてくれる。
 
私は、縦2cm×横1cm程にカットした消しゴムの角をカッターナイフで落として、
自分の名前をひらがなの白文で適当に彫り、自己満足に満たされながらそこに押した。
 
当時の私は、青田石に印を彫るなんてアイデアを持ち合わせてはいなかった。
 
●はんこ彫りにもっと興味を持っていたら
例えばあの時、絵手紙はんこを彫ることに大きな興味を抱いていたら…。
落款印を石で作ることに気付いていたら…。
私と篆刻との関わり方が、今とは違うカタチになっていたかもしれないと考えられる。
 
とはいえ、
当時、私の興味は絵手紙を描く(書く)方向に向いており、はんこはそのオマケ程度の認識だったし、
今の今まで、絵手紙と同時期に名前のはんこを彫ったことなどすっかり忘れていたくらいだ。
 
それから10年くらい後の消しゴムはんこが流行り始めた頃に、興味を持つことになるが、
そこに何の繋がりも覚えぬほど、20年前に絵手紙はんこを作ったというその記憶は薄かった。
 
●篆刻商売あがったり?
こちらの動画に見るひらがな一文字の絵手紙はんこは、とても気軽に彫れる感じがする。
しかも、出来上がりがかわいいし、篆刻への入口にはもってこい!だ。
 
こんなことを伝授してしまったら、はんこ屋さんは商売あがったり、でないの?と思うけれど。
 
いやいや、ひらがな一文字が上手にかわいく彫れたら、もっと彫りたくなって、そんな方は、
難易度の高いはんこの彫り方をYou Tubeで検索して、「篆刻日和」をチャンネル登録するかもしれない。
 
はたまた、たったひとつだけ青田石の印材を入手し、1度きりのために印刀を購入するとかは面倒とか、
どんなに簡単そうでも上手に彫れる自信がないとか…、そんな方も多いのではないだろうか。
 
そんな方には迷わず「かまくら篆助」さんではんこをオーダーすることをオススメする。
世界最速男の肩書きを持つ篆刻家「雨人」さんが、
あっという間にステキなはんこを彫ってくださるに違いない。
 
いづれにせよ、篆刻が少し世に広まるのわけで、それは雨人さんの望むところ?であり、
さほど大きな問題ではないのだろうな。
 
雑貨屋コンロラン店主 タナカヨウコ 
 

タナカヨウコの篆刻探訪記
 【記事を書いた人】


ライター:タナカヨウコ
北鎌倉「コンロラン」店主
旅行好きがこうじて北鎌倉に世界の雑貨を扱う雑貨屋オープン
ライター、イラスト、写真と何でもこなすマルチアーティスト
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