篆刻彫らず嫌いになる理由
篆刻彫るの苦手なんです
どもども、篆刻家、雨人です
手先が不器用で。。。
篆刻苦手なんです
よく聞く言葉です
苦手だから嫌い
本当にそうでしょうか?
下手の横好きって言葉があります
どうしようもなくへたっぴいなのに
どうしようもなく好き
そうなんです
不器用が苦手意識の理由じゃないんです
本当の理由はね
今まで受けてきた教育が理由なんです
篆刻は授業の一環で出会う方が多いと思います
もしくは書道で必要になって仕方なく彫り始める
授業では、うまく彫ろう
線をまっすぐ彫ろう、かけないように彫ろう。。。
上手に彫る方法は教えてくれますが
篆刻の楽しさは教えてくれない
手先が器用で、すいすい彫れる人もいます
でも、ちょっとでも苦手意識がある状態では
篆刻の作業が拷問になっちゃうんです
ああ、私は篆刻ムリだあ。。。
大丈夫頑張ればできるよ
人は言います
だけど、なんで篆刻なんかガンバらなきゃいけないの?
こんなのできたって人生に役立たないし。。。
そうやって不器用な人を追い詰めていきます
人間には何かを作るということに楽しみを感じるプログラムが埋め込まれているんです
何かを刻むのは、不器用、器用関係なく大好きなはずです
子供の頃はうまいへた関係なく楽しかったのに
小さい頃は歌うのが大好き
オンチとかダミ声とか関係なく
大声で歌うとスッキリするし
楽しい時はなんだか歌いたくなる
だけど、自分が下手だということを認識させられ
笑われ、落ち込んで
自分は歌が苦手だと刷り込まれ
あんなに大好きだった歌が歌えなくなるんです
篆刻も一緒
ほんとは大好きなのに
自分は篆刻なんかやっちゃいけない人間だと思い込む
絵だってそう、スポーツだってそう
センスがある人はいますし
もちろん敵いませんよ
だけど、楽しむ権利は誰にだってあるんです
自分で自分を縛ってるだけ
さあ、自分を解放しましょっ
新興宗教のようだ(笑)
だから笑う奴なんてほっとけばいい
間違い字を彫ったっていい
読めなくったっていい
うまくいかないのを思い切り楽しめばいい
テレビゲームをやる時
まっすぐただ進むだけのゲームが面白いでしょうか?
進むだけで得点がどんどん上がるゲーム
ただひたすら進むだけ
全然面白くないはず
どうやってクリアするか必死に悩み
時には徹夜でコントロールさばきを研究して
出来ないことができるようになるのが楽しいんです
できなかったことができるようになる楽しさ
だからさ、
篆刻が難しいのは当たり前
だって楽しい作業だから
だから難しいの
器用な人は器用な人なりの難しさがあり
不器用な人は不器用な人なりの難しさがある
器用な人は綺麗な線が引けてしまうが故に
味のある線を引くのに苦労し
不器用な人は味のある線しか引けないがために
綺麗な線を引くのに苦労する
デザインセンスがある人はそのデザインをどう狂わすかに苦労し
デザインセンスがない人は独特すぎるデザインをどう一般人に分かるようにするかに苦労する
さあ、篆刻の世界に一歩踏み出そう
別に篆刻だけじゃないよね
どんなことでもいっしょだね
雨人は運動オンチで運動会が大嫌いだった
足は遅いしリズム感もないし
でも、30歳でボクシング始めた時、思ったよ
やればやるだけ進歩するって
毎日シャドーボクシングやって、走り込んで
なわとび飛んで、スパーリングやって
後からジムに入ってくる高校生に
どんどん抜かれてく
でも、楽しいんだなあ
だって進歩して行くのが分かるし
自分の身体が変わってくるのが分かる
人と比べるから苦しいし、楽しくなくなる
勝てば楽しいけど、負けたらつまんない
本当は違うんだね
だって、楽しいんだもん(笑)
だからさ、彫らず嫌いはやめて
思いっきり石を刻もうぜ!
めっちゃ楽しいからさ😜