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篆刻の彫り方、基本編。まずは線を引けるようになろう!

 
線が引けるようになればどんな印だって彫れるようになる

篆刻を彫る、基本の基本は一本線を引くことから。
 
大げさじゃなく、これさえできればどんな印だって彫ることができます。
全ての文字は直線の集合体。
曲線だって、点だって全ては短い直線でできている。
 
どうしても曲がりくねった文字を見ると尻込みしてしまう。
それはやっぱり、線を彫ることに慣れていないから。
 
数をこなせば自然と彫れるようになります。

 
 

まずは、石を刻む楽しさに目覚めよう!

人類は古代から石や木、岩などに何かを刻みつけてきました。
多分それは人類の本能なのだと思います。
自分の生きていた証、自分が感じたことを形にしたい・・・
いろんな思いがあるとおもいますが、
 
一番は、刻むことの快感(笑)
 
石に刀をあて、小気味好く削れていく
 
音、感触、リズム・・・
 
その快感に目覚めてしまったら、もう篆刻の虜です。
石を刻まない人生なんてあるでしょうか(笑)
 
 

さあ、何も考えずに石を刻もう

今の時代、どんな田舎に住もうと、この記事を読める、
というネット環境が整っている人であれば、
道具を揃えるのは簡単。
 
アマゾンでも、楽天市場でも
印材も、印刀も、印泥も何もかも安価で揃えることができます。
 
3日ぐらい食費を抑えれば買えちゃう値段。
いい時代だね。
 
道具が揃えば、あとは彫るだけ。
無心になって、コリコリコリコリ。
部屋に石を刻む小気味好い音が響きます。
 
石を刻む楽しささえ知ってしまえば、
出来栄えなんかどうでもよく、
ただひたすらに、石を刻むということ。
それだけが楽しい。

 
 
あれこれ考えるから楽しくないのよ。見栄とかさ捨てちゃいな

うまく彫りたい。上手いと褒められたい。趣味に篆刻を加えたい・・・
そんなのくそくらえ。
ただただ刻みなさい。
本能がそう言ってんだから。
 
刻む楽しさを覚えた後に、どうやったら思ったように彫れるのか、
ここはどうしたらいいのか、文字の勉強をしよう・・・
 
そうやって幅が広がっていくの。
 
書道やっているから嗜みで篆刻をやらなきゃ。
篆刻に真剣に向き合わなきゃ。
生半可な気持ちじゃ技術は身につかない・・・
そう学校で教わってきた。
だから、
だんだん篆刻が苦行になってくる。
 
なんのために篆刻をやっているのでしょうか?
 
生活のため?
 
違うでしょ?
趣味です!楽しいからです!
 
苦しい思いをして篆刻を修め、そしてカルチャー教室なんかで教える立場になったりする。
そうすると、生徒にまで苦行を押し付けるようになる。
生半可な気持ちでやってんじゃねえ、と。
 
真剣にやることは楽しい。
だけど、やりたくないことを真剣にやるのは間違っている。 
 
やりたくないなら、もっと他に楽しいことがたくさんあるんだから。
 
だって、趣味なんだもん(笑)
楽しいから真剣になっちゃうんだもんね。
 

 
あれれ、話が全然違う方向にやってきた・・・

すんませんね。篆刻の基本練習でした。
と、いうことで、動画見ながら楽しく線を彫ってくださいませ。
線がだんだんまっすぐに引けるようになったら、
次は、印刀の制御。
次の動画で、制御の仕方を解説しますよ。
 
線ばっかじゃつまらなかったら、どんどん彫りたいもの彫りたいもの彫ってくださいね。
これはあくまでウオーミングアップ。
これができるようにならなきゃ次に進んじゃダメッってわけじゃないのよ(笑)
 
 

 
暑いですね。
そんな日は、涼しい部屋でコリコリはんこを彫りましょっ!
 
 
 
 

今年の催事情報

今年も色々なところに出張実演販売を行います
お近くにお寄りの際は是非遊びに来てくださいね!

年間イベント情報はこちら

 
 
 

【記事を書いた人】

篆刻家、加藤雨人(うじん)
1975年生まれ
北鎌倉の篆刻工房「かまくら篆助」にて毎日篆刻を彫って暮らしています
詳しいプロフィールはこちら
 
篆刻家/役者/ラジオパーソナリティ/
 
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