【4】デパート催事に出店が決まったら。8つのマナーとルールと心構えと
どもども、篆刻家、雨人です
デパートの催事などで出展していると
どうしたら、ここに出店できますか?
と声をかけられることがあります
ハンドメイド作家や、クラフト作家
趣味で手作り品を作っている人・・・
そんな、デパート催事に出展希望者に向けて
どうしたら出店できるかまとめてみましたので、
よかったら参考にしてくださいね
篆刻家が語る、デパートのクラフト催事のルールと心構え
さあ、前回まではデパートでの手作りクラフト催事の出展までの道のりを書きましたが
今回は、実際に出店が決まった場合の
心構えを書いていきたいと思います
そして、知っておいたほうがいいルールなどもたくさんあるので
解説していきますね
色々なデパートショッピングモールがありますが
だいたい基本は似ています
心構え編
これは、常識の部類に入りますが、クラフト作家やアーティストは
少し、世間の常識に疎いところがありますので
これだけはしっかり守ってくださいね
1、遅刻、欠席厳禁
かなり理不尽かもしれませんが、遅刻は一切許されません
大雪が降ろうが、台風だろうが、電車が止まろうが
それを想定して催事に向かわなければなりません
もし病気になってしまったら、代わりの人を立てる準備をしていてください
状況が状況だから、許してもらえるだろうと考えますが
それでもデパートの従業員は出社しているのです
作家だからといって許されることはありません
それが身内の不幸だとしても
催事に穴をあけることに対しては企画会社もデパートも快く思いません
とっさの事故のために、お手伝いに来てくれる人を確保しておきましょう
マネキン会社などと契約しておくといいと思います
2、身だしなみ
デパートですので、化粧や服装はかなり厳しく言われます
ですが、職人の場合は緩かったりもします
デパートでヒゲや草履は厳禁になりますが
職人によってはそれが売りになるので
歓迎されたりもします
ですので、TPOに合わせた服装や化粧で催事に臨みましょう
3、挨拶
当たり前ですが、売り場でお世話になります
従業員、警備員、お客さん
笑顔で挨拶するのは基本です
上記は一般常識の範囲ですね
意外に守れない人がいますので気をつけてくださいね
特に遅刻は徹底的に気をつけましょう
突発的な事故の場合は(電車が止まるなど)
早めに売り場担当者に連絡して、遅れる旨を伝えてくださいね
ルール編
ここからはデパートでのルール、知っておいたほうがいい情報です
4、社員通用口の事前確認
デパートで催事場に立つ場合、お客さんと一緒の出入り口からは入れません
社員通用口からの出社となります
大きなデパートの場合、知らずに朝行くと迷子になったりします
また、車で搬入するときも、とんでもないところに搬入口あったりするので
事前に調べておくと安心です
5、売り場での飲食禁止
アートイベントと、デパートの催事は違います
比較的自由なアートイベントからデパート催事に移ると
同じ感覚で売り場に立ってしまう作家が多いのも事実です
飴やガムは厳禁です
売り場から離れられないので、おにぎりなんかを食べてしまう人もいますが
それも禁止です
一度目撃したことがあるのですが
売り場に子供を連れて来ている作家がいました
これもアートイベントの延長上に考えてしまってのことだと思いますが
ここはデパートですので
家族といえども一線を画さなければなりません
その作家さんは企画会社の人にこっぴどく怒られていました
6、友達とのおしゃべりは適度に
出店していると聞きつけて、友達がたくさんやって来てくれることがあります
とてもありがたい話ですね
ですが、ここはデパートの売り場
同窓会会場じゃないので、大声を出さず
適度に話をしましょう
7、赤札禁止(値下げ)
これはすべてのデパートではないのですが
10000円 → 3,000円
通常1万円 本日に限り半額セール!!!
などの値引き表示を禁止しているデパートは多いです
気をつけてくださいね
8、根拠のない効能
パワーストーンなどのアクセサリー販売など
この石は金運に、この石は恋愛に効くなどの効果をうたう事に
最近は厳しくなってきました
できるだけ避けたほうがいいです
ざっと書いてみましたが、思いついたら追加していきますね
常識の範囲であれば問題ありませんが
デパート特有のルールもあったりしますので
先輩や、従業員に聞いてみてくださいね
特に強調して言いたいのが
デパートとクラフトマーケットは違う!
という事
アートマーケットやクラフトマーケットは
お祭り気分的なところがありますが
デパートはピクニック気分では受け入れてもらえません
格式と歴史をそれぞれのデパートが持ち
プライドを持ってみなさん仕事をしています
そこに間借りをさせていただくのですから
それぞれのデパート、百貨店の雰囲気を崩さない様に
だからといって縮こまりすぎないように
自分なりのデパート催事スタイルを作り上げていってくださいね
合わせてこちらもご覧くださいね
【第1章】
デパートのクラフト催事出展への道!手作り作家、アーティストへ
【第2章】
デパート手作り催事、バイヤーから声を掛けられる4つのコツ
【第3章】
篆刻家が語るデパートのクラフト催事出店のおおまかな流れ
【第4章】
デパート催事に出店が決まったら。8つのマナーとルールと心構えと
今年の催事情報
今年も色々なところに出張実演販売を行います
お近くにお寄りの際は是非遊びに来てくださいね!
【記事を書いた人】
篆刻家、加藤雨人(うじん)
1975年生まれ
北鎌倉の篆刻工房「かまくら篆助」にて毎日篆刻を彫って暮らしています
詳しいプロフィールはこちら
篆刻家/役者/ラジオパーソナリティ/
===============